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グルコサミンはいっときテレビコマーシャルでもよく見かけるような有名な成分でしたが、その効果効能は関節部の骨に影響します。グルコサミンは関節のところの軟骨を生成する栄養素で、これが不足すると関節を痛めたりします。関節は鍛えることも重要ですが、このような栄養素を摂取するということも大切です。摂りすぎ副作用というのは特にないです。
関節というのは骨同士が当たっているのですが、この際に痛くならずに済んでいるのはクッションとして軟骨があるからです。この軟骨は鳥の骨付き肉を想像するとわかりやすいでしょう。特にお弁当に入れるようなものでは軟骨まで食べるかどうかという議論になったりします。ほとんどの人は軟骨は食べないと思いますが、一定数軟骨を食べるという人もいます。またコラーゲンが摂れるというようなことも言われるくらいで、そのくらい軟骨は柔らかくて弾力があるのです。軟骨以外の骨を食べるという人はまずいないでしょう。鳥の骨はライオンなどの肉食獣でも食べるかどうか微妙なくらいです。仮にお弁当の骨付き肉をライオンに上げたら骨は出すという可能性が十分にあります。あの程度の大きさならライオンなら骨ごと食べるかもしれませんが、軟骨とその他の骨はそのくらい違うということです。
軟骨を作るということは重要ですが、その周りの筋肉を鍛えるということも重要です。関節というのは筋肉によっても支えられていますし、筋肉を発達させることで全身の代謝や血流が良くなるので、軟骨も生成されやすくなります。筋肉を鍛えるということなので、当然無酸素運動です。関節を鍛えるのにウォーキングというイメージがあるかもしれませんが、これは少ししか鍛えられません。長く弱い負荷の運動を続けても脂肪燃焼の効果はあるかもしれませんが、生活疲れのようなものです。体に負荷を一気に掛ければ成長ホルモンの分泌や代謝が活性化されますが、弱い負荷は徐々に疲労が蓄積して疲れるだけなので、やつれたという感じになります。

生活疲れでも脂肪は燃焼するので、これと有酸素運動は近いです。ちなみにマラソン選手はがりがりですが、それでも無酸素運動はやっています。完全に有酸素運動のみの場合はマラソン選手よりもさらにがりがりの体になり、細いのに皮膚はたるんでいるような体になります。もちろんマラソン選手は特殊な競技をやっているのでそれでよいのですが、一般人がマラソン選手の体型にするのはあまりメリットがないでしょう。肌や内臓の代謝が落ちます。マラソン選手は日々走っているから代謝が整っているのであって、走るのを辞めるとむしろ普通の人よりも代謝が落ちています。それは燃費の良い体になっているということで、太りやすい体になっています。このことはあまり知られていないのですが、食事制限によって痩せた体だけでなく、有酸素運動を取り入れてもリバウンドはしやすいです。これは速筋が落ちて代謝が下がっているからです。

遅筋を鍛えても代謝や血流は活性化せず、むしろ下がるということです。しかし、脂肪燃焼を優先するのであれば有酸素運動も効果的で、その際には無酸素運動と組み合わせるとリバウンドもないです。無酸素運動を中心にやれば速筋が肥大化するので、代謝が上がり、筋肉で引き締まるのと同時に皮膚が体に合って収縮される機能が働きます。人間の皮膚というのはターンオーバーがあって、表面だけでなくその形も現在の体型に合わせて伸び縮みします。太れば皮膚も大きくなりますし、やせれば皮膚も縮みます。しかし、筋肉をつけないとこの代謝が落ちて肉割れしたり皮膚が余ったりします。この点でも筋肉は重要で、有酸素運動では補えないです。