細分化する診療科目。私はどこに行けばいいの?

細分化する診療科目。私はどこに行けばいいの?一言に病院やクリニックといってもご存知のように内科や外科を始め、いろいろな分野に分かれています。実際に多くの専門科目で、それでも治療の専門科目を一般人がある程度判断して受診するためには有益です。ちなみに標榜科目は具合的には医療法に記載されているとのことと、他のサイトでも紹介されているので割愛しますが、38種あったようです。

平成20年に変更があり、下記のように標榜するように変更されたとのことです。もちろん、以前から標榜されている科名については経過措置で、引き続き標榜することができるとなっていますが、看板を取り換える場合や新たに広告する場合等は,新しい診療科名での表記となり、その場合は診療科名の変更手続が必要となっていました。新たな診療科名は次の診療科名での標榜とのことで一般にはかなりわかりにくい気がするのですがいかがでしょうか。こんな感じ。1)内科

2)外科

3)人体の部位,器官,臓器,組織,または機能の組み合わせと内科または外科。例:頭頸部,頭部,頸部,胸部,腹部,呼吸器,気管食道,気管,気管支,肺,消化器,食道,胃腸,十二指腸,小腸,大腸,循環器,肛門,血管,心臓血管,心臓,腎臓,脳神経,脳,神経,血液,乳腺,内分泌,代謝,脂質代謝,肝臓,胆のう,膵臓と内科または外科。循環器内科とか呼吸器内科とか内分泌内科等、よく目にしませんか?

4)疾病,病態の名称と内科または外科。感染症,性感染症,腫瘍,がん,糖尿病,アレルギー疾患と内科または外科。糖尿病内科等。

5)患者の特性と内科または外科。男性,女性,小児,周産期,新生児,児童,思春期,老人,老年,高齢者と内科または外科。

6)医学的処置と内科または外科。ただし組み合わせが不事前なものは除外。例:整形内科とか、診療外科等は不可。そりゃ意味不明ですので)整形,形成,美容,心療,薬物療法,透析,移植,光学医療,生殖医療,不妊治療,疼痛緩和,緩和ケア,ペインクリニック,漢方,化学療法,人工透析,臓器移植,骨髄移植,内視鏡と内科または外科。

7)ほか次に掲げるもの上記と組み合わせてもよいとなっています。精神科,アレルギー科,リウマチ科,小児科,皮膚科,泌尿器科,産婦人科,産科,婦人科,眼科,耳鼻いんこう科,リハビリテーション科,放射線科,放射線診断科,放射線治療科,病理診断科,臨床検査科,救急科

●当たり前ですが、不合理な組み合わせとなるものとして省令で定める診療科名は標榜できない。また標榜できなくなったものが、神経科,呼吸器科,消化器科,循環器科,皮膚泌尿器科,性病科,こう門科,気管食道科,胃腸科。細分化する診療科目。私はどこに行けばいいの?標榜科目の増加はよいこと?これだけ細分化した現代、単に医師といっても本当にそのDrの経験豊富な分野や経験が浅い分野は単に内科とか外科とかの一言では表せません。外科と言っても、怪我の手術が得意なのか、脳神経の手術が得意なのか、一般の人からは想像もつきません。また、本当にシビアな病気の治療を受ける際は当然、一般の医師として知っているという程度の知識のDrより、その分野で経験豊富な医師に適切なアドバイスを受けたいのは当たり前です。そういった意味では、診療科目が細かくわかるようになることは嬉しいことかもしれません。

しかし一方で、はじめて受診する病院で細分化された標榜を気にして受診するケースもどの程度あるのか、気がかりです。というのも、一般的に何らかの症状があり、不安にかられながら医療機関を受診する人が適切に自分の症状から受診すべき医療機関を見つけられるかという問題が気になるからです。実際に頭がいたいとか、腕が上がらなくなったとか、いろいろな症状や不安を持った際、自分の症状なら○○内科の分野だと判断できるだろうか。実際、手のしびれで整形外科に行ったら、神経内科に行ってくれと言われたり、神経内科にいったら心療内科に受診するように言われたりということがザラにありそうです。

最近の病院では総合内科という一見、何の専門もないような科なのかなとも思ってしまうような名称ですが、プライマリな判断をしてもらうところもあるようです。あらゆる社会で、スペシャリストが重宝される時代ですが、段々、ネットで自分の病気についての知識を多く得られる時代にあり、お客というか患者もスペシャリストに近づいてきていますが、まだまだ、自分の病気についての考察は当たり前ですがプロフェッショナルなスペシャリストではありません。ですので、まずは症状や患者のパーソナリティーからあらゆる病気の可能性を想定し、複雑な連立何次元方程式から複数の仮説を立ててくれるジェネラリスト的なDrが必要だと思います。何の取り柄もない・経験の浅いDrか、経験豊富なDrか、標榜科目では計り知れないことなのかもしれません。医療は一期一会、選択肢はいくつもあっても、選ぶ治療はその時々で1つ。広告で騙されない、本当に自分や自分のカラダ、自分の生き方、自分の死生観etcにあったDrを見つけるのは、本当に難しいことなのかもしれません。その病気がシビアであればあるほど。

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