DHA(ドコサヘキサエン酸)の効果と効能・副作用

日本人の死因の第一位は、悪性新生物や悪性腫瘍とも呼ばれているがんですが、2位と3位は心疾患と脳卒中という血管が原因の疾患が占めています。これらは、血管病とも呼ばれており、ドロドロになってしまった血液の流れが関係しているとも考えられています。この血管病の予防と改善に効果を期待できるということで注目を集めているのが、不飽和脂肪酸の一種DHA(ドコサヘキサエン酸)です。

このDHA(ドコサヘキサエン酸)は、サンマやイワシ、サバなどの青魚に多く含まれている栄養素で、血液中の中性脂肪を溶解するという効能があります。ちなみに、魚の摂取量の低下が生活習慣病の増加につながっているのは、このDHA(ドコサヘキサエン酸)の摂取量の減少が関係していると推測されています。

さらに、DHA(ドコサヘキサエン酸)は、人間の体内でも脳や網膜、精液などに含まれている脂肪酸の主要な成分として機能してるので、これらの働きを高める効果を期待できます。つまり、頭の回転力や視力、性機能の向上などに有効性を発揮するということで、これは研究でも明らかになっています。

たとえば、未熟児として生まれた赤ちゃんにDHA(ドコサヘキサエン酸)を含む母乳で育てた場合と、含まない粉ミルクで育てた場合とでは、前者の方が知能指数が圧倒的に高くなったという結果が出ています。これは、子供の脳細胞の発育にDHA(ドコサヘキサエン酸)が関与していることを証明しています。

このように、魅力的なDHA(ドコサヘキサエン酸)は、EPA(エイコサペンタエン酸)と合わせて1日に1グラムというのが、厚生労働省が推奨している摂取量です。これは、大きめの魚の切り身一切れ分で、刺身であれば5切れ程度に該当します。ただし、熱に弱いという性質があるので、煮たり焼いたりした場合は、これよりも多い量を食べなくてはなりません。

一方、いくら身体に良いといっても過剰に摂取すると悪影響を及ぼす可能性があるので、1日に3グラム以上は避けるのが無難と言われています。つまり、摂りすぎ副作用に注意しなくてはならないということで、具体的には下痢や発熱、鼻血といった症状があらわれるケースがあります。

また、血液の流れを良化したり血圧を下げる効果があるので、血液凝固阻止剤や降圧剤を服用している場合は、作用がきつくなる可能性があります。このために、これらの医薬品を服用している場合は、担当の医師に相談した上で摂取量を決めるのが適当です。

なお、これは日本での話ではありませんが、アメリカやヨーロッパの一部の産婦人科では、魚からの摂取を控えるように指導されます。これは、魚には水銀や鉛などの重金属を含んでいるので、デリケートな時期に悪影響が及ぼす可能性があるからです。このために、このような時期にDHA(ドコサヘキサエン酸)を摂取する場合は、魚から直接摂るよりもサプリメントを利用するほうが安全かもしれません。ただし、サプリメントを利用する場合は、前述した摂取量を超えないようにしなくてはなりません。

如何でしたでしょうか。DHA(ドコサヘキサエン酸)の効果と効能、副作用の危険についてお分かりいただけたと思います。身体によいからと言って、ただ摂れば良いというわけではなく、適量を守って毎日続けるのが適当です。また、栄養素は単体よりも複合的に作用するので、他の栄養素とのバランスも考えなくてはなりません。

ちなみに、DHA(ドコサヘキサエン酸)と相性の良い栄養素の筆頭は、途中でも少し触れたEPA(エイコサペンタエン酸)です。これらは、効果と効能が非常によく似ているので、相互作用により有効性をさらに発揮します。

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