アラキドン酸の効果、効能・副作用

アラキドン酸は必須脂肪酸と言われ人間の身体にとって必要な脂肪酸です。
アラキドン酸は細胞膜の材料、特に脳細胞の材料であり血液の凝集を抑える作用も有り
血液の中に有る血小板という血液凝集物質の働きをうまくコントロールしている物質でもあります。

このように重要な役割を果たしている物質ですので、ほとんどの哺乳類にとって必須脂肪酸です。
人間はアラキドン酸をリノール酸という物質を原料として体内で必要な量を生成する事が出来ますが
哺乳類の中にはアラキドン酸を体内で十分に生成できない物もいます。猫などがそうです。
こういった動物は他の動物を捕食する事によってアラキドン酸を摂取しています。

このように「人体に必要な物質」ですがアラキドン酸は摂取し過ぎると逆に人体にとって
有害な作用を引き起こします。
アラキドン酸は血液の凝集作用に関係しますが過剰に摂取し過ぎるとトロンボキサンA2という
血液を凝集させる物質を多く生成してしまい、いわゆる「ドロドロ血液」の発生原因となって
しまい、いわゆる「生活習慣病」の原因になるばかりでなく、血液を凝集させすぎると
「血栓」という、いわば「血液の塊り」を作り出す結果となり、それが心筋梗塞や脳梗塞の
直接的な原因となってしまう事もあるのです。
さらにアラキドン酸からは「トロンボキサン」の他に「プロスタグランジン」「ロイコトリエン」という物が
生成され、これらは総称して「局所ホルモン(エイコサノイド)」と呼ばれます。
これらの局所ホルモンが多すぎると気管支喘息の原因となったりアレルギーを引き起こしたりします。
またアラキドン酸から生成される「プロスタグランジン」は細胞の増殖や細胞死を抑制する働きがある物質を生成しますが、これも生成され過ぎると、がん細胞にまで効果が出てしまい、がん細胞の増殖を促進させてしまう事もあるのです。

ですのでアラキドン酸は「適正量」にしておくのが望ましいのですが現在の日本の食生活はアラキドン酸を過剰に生成してしまう要素が非常に多くなってきています。

人体はリノール酸という物質を元に体内でアラキドン酸を生成しますがリノール酸が多ければ多いほど、多くのアラキドン酸が生成されてしまいます。
そして現在の日本の食生活はリノール酸が多く含まれている肉類やコーンオイル、サフラワーオイルを使って調理した食べ物が多くなってきておりアラキドン酸を過剰生成してしまう傾向が顕著になってきています。
リノール酸は肉類の中でも特に鶏肉に多く含まれており「脂肪分が少なく一見ヘルシー」に見える
鶏肉が意外にもアラキドン酸の過剰生成に大きな関係があるのです。
もちろん牛肉や豚肉も含まれていますので肉類の多量摂取はアラキドン酸の過剰生成の原因となります。
肉類中心で油分の多い食生活はアラキドン酸の過剰生成を招き人体にとって害をなす結果となってしまうのです。

現在、発売されているサプリメントの中にはアラキドン酸が脳細胞の原材料である事から「脳の働きを活発にする」という効能を述べて配合している物もありますが現在の日本の食生活の状況ではアラキドン酸は既に過剰生成の状況であり、そこへ更にサプリで補給する必要は無く、むしろ「摂りすぎ副作用」となる可能性がありますのでご注意頂きたいと思います。

以上は「大人」の場合ですが「赤ちゃん」となると話が変わります。
赤ちゃんはアラキドン酸を適宜に補給する必要が有り粉ミルクには必ずアラキドン酸が配合されています。赤ちゃんの食べ物はミルクが中心ですから、当然、アラキドン酸の補給が必要になってくる訳です。
ですので赤ちゃん用の粉ミルクを大人が飲むのは、おやめになられた方が良いです。
赤ちゃん用ミルクには「それなりの理由があって」アラキドン酸が配合されているのです。

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