フェルラ酸の効果と効能・副作用

フェルラ酸はポリフェノールの一種で、植物の細胞壁などに含まれる成分です。
米、小麦、ライ麦、大麦やコーヒー、リンゴ、ピーナッツ、オレンジ、パイナップルなどの種子の中にも含まれていますが現在は主に化学合成で製造されています。
しかし小麦や大豆のふすまから抽出されたり、新しく米ぬかから抽出する技術も発見されています。
抗酸化作用を持つため酸化防止用に菓子やデザートに使用されています。
また紫外線吸収機能も有り医薬品、食品、化粧品などの原料としても使用されています。
米ぬかや麦のふすまから抽出できる、という事からも分かる通り、実はフェラル酸は昔から人類が自然に摂取してきた物質なのです。ですが米も麦も精製した物を常食とする現代では自然の穀物からフェラル酸を摂取するのが難しくなっているのです。

フェルラ酸の抗酸化作用は人体内に発生する活性酸素を除去する働きが有り特に優れているのが脳機能への効能です。
脳機能改善に効能が認められ軽度のアルツハイマー病の症状改善に役立つ事が期待されています。また抗酸化作用には血圧を下げる効能も有り高血圧の改善にも役立ちます。

活性酸素種はDNAの損傷や癌の原因となり、細胞の老化を促しますので、それを除去するフェラル酸は癌の治療や予防にも役立つのではないかとも期待されていますが、これはまだ実験の域を超えていません。しかし可能性は高そうですので将来が期待されています。

フェルラ酸にはガン細胞にアポトーシスを起こさせる機能があるらしいと推測されています。
アポトーシスとはいわば「自殺」という事でガン細胞が自殺してしまう現象の事です。
それ自体は実は良く知られた現象で新しく発見されたものではありません。
ですがフェラル酸はガン細胞に対して選択的にアポトーシスを起こさせる事が出来るらしい事が分かってきており詳しいメカニズムも含めて研究が進められています。これが解明されたら、まさに「画期的なガン治療薬」となる可能性もあります。

​フェルラ酸には脳神経保護作用が有り老化や酸化ストレスによって、炎症を引き起こした脳を保護する作用がある事も分かっており、アルツハイマー型認知症患者を対象に行った研究では脳の認知機能の改善やアルツハイマーの進行を抑える働きが報告されています。
また、脳神経細胞は老化や、アルツハイマー病などで減少してしまいますが、フェルラ酸は、傷んだ脳細胞を修復し、細胞が死んでしまうことを防いでくれる脳細胞の保護作用が有り学習記憶能力の向上も期待できそうです。

またフェルラ酸は紫外線を吸収しメラニンの生成を抑制する効能が有る事から美白効果が期待できます。肌のシミやくすみ、そばかすの原因となるメラニン色素を生み出す酵素に直接的に働きかける事で、メラニンの生成を抑制しますので高い効果が期待できます。
メラニンの分泌は紫外線に対する正常な生体反応ですがフェラル酸が紫外線を
吸収してくれればメラニンの分泌は必要が無いので効率的な作用と言えます。
肌の色素沈着を防ぐ事が出来るので透明感のある肌に導く効能が期待出来ます。

これほどまでに色々な効果を持つフェラル酸ですが「摂りすぎ副作用」が発生したという情報はこれまでに全く有りません。
植物の細胞壁に多く含まれる成分ですので昔から地域や文化によっては大量に
摂取されてきたはずですので、その点からも安全性は高いと推測されています。
フェラル酸は自然が人類にもたらしてくれた「大いなる恵み」かもしれません。

現在、フェラル酸を主成分としたサプリも発売されてきており、その多くは
認知症の予防、脳機能の改善を掲げていますが、これは十分に効果を
期待して良い物です。高血圧の改善や美肌効果、そして、もしかしたら
癌の予防という思わぬ効果も期待できるかもしれません。

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