ナイアシンの効果と効能・副作用

ナイアシンは水溶性ビタミンのひとつであり、ビタミンB群の仲間でビタミンB3と呼ばれることもあります。ナイアシンの主な効能としては、炭水化物や脂肪を分解し、エネルギーを取り出すのに不可欠な成分で、神経系の健康だけでなく、脳の機能を保つ働きも持っています。必須アミノ酸の一つであるトリプトファンを使用すると体内でナイアシンを生成することができますが、ビタミンB1やB2、B6が不足すると、体内ではナイアシンを作ることができません。ナイアシンが体内から不足することで、人格がネガティブに変化してしまうこともあります。またナイアシンは、性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロン、テストステロンの合成に不可欠であり、重要なホルモンの合成に欠かすことができない成分でもあります。
ナイアシンの主な効能としては、コレステロールや中性脂肪を減らす効果、脂肪の代謝を助ける効果、消化系の健康を促進、血液の循環を良くした李、片頭痛を予防や痛みの緩和、健康的な皮膚を作るなどの効果が期待できます。ナイアシンはニコチン酸とニコチン酸アミドの総称であり、脂質や糖質からエネルギーを産生する時に、酵素の補助的な役割を果たします。その他にも、二日酔いや悪酔いを防止したり、口内炎を抑え粘膜を健康に保つ、血清コレステロールの低下など、人間の健康を維持するための様々な効果や効能があげられます。
ナイアシンを多く含む食品としては、魚、赤身肉、レバー、卵、アボカド、イチジク、プルーンなどの食品があげられます。ナイアシンは食品に含まれていても比較的安定するビタミンで、加熱調理を行ったり、保存することでも、ほとんどその効力は失われません。ナイアシンが体内で不足すると身体に支障をきたすため、サプリメントで補給することも良いでしょう。サプリメントで摂取する場合には、一般的に、50ミリグラムから1000ミリグラムの錠剤、カプセル、粉末といった形で販売されています。マルチビタミンのサプリメントにも配合されていることが多いので、成分表示などをよく確認するとよいでしょう。ナイアシンをサプリメントで摂取する場合には、一日の必要摂取量としては、男性の場合で1日に13から15グラム、女性の場合は、1日に10から12ミリグラムほどと言われています。また妊娠中や授乳中の女性の場合は、通常よりもナイアシンを多く摂取する必要があると言われています。その量としては、15歳から29歳の妊婦の場合に11ミリグラム、30歳から49歳の妊婦の場合には12ミリグラムとなっています。授乳中の女性の場合には14から15ミリグラムほどの摂取がすすめられています。
ナイアシンは血糖値を上昇させる働きがあるため、糖尿病の人は血糖値の変化に注意する必要があります。またアレルギーを持っている人や腎臓病、肝臓病、胃潰瘍、狭心症などがある人は使用を控えるようにしましょう。
サプリメントを摂取する場合に、心配になってくるのが副作用の問題といえます。サプリメントで摂取する場合にはほぼ安全な成分ですが、軽度の副作用として顔をはじめとした皮膚が赤くなる反応がみられることがあります。この反応はアルコールによって悪化する可能性があるため、ナイアシンを摂取する場合には、大量の飲酒は控えるようにしましょう。その他の副作用としては、顔、腕、胸などの痛みやかゆみや発赤、頭痛やめまい、口の痛みなどが起こる場合もあります。
ナイアシンの過剰摂取による副作用はどうなのでしょうか。ナイアシンの摂りすぎ副作用としては、一日に3グラム以上を摂取した場合には、肝障害や痛風、消化管の潰瘍、失明、不整脈などの重い副作用が起こる可能性もあります。

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