治験参加-増える女性・高齢者対象治験-

治験参加-増える女性・高齢者対象治験-

少し前までは第1相治験は若年(20~30歳台)の健康成人男性の試験がほとんどでした。しかし、近年、女性や高齢者対象の治験が増えてきています。なぜ女性・高齢者治験が少なかったのか。

治験は研究ですから、動物試験等でいろいろな研究が行われていますが、第1相治験の段階ではやはり人を対象にした情報は海外の情報を含め、非常に少ない状態です。健康で若い方であれば万一、予期せぬ副作用が出た場合でも高齢者と比べ、比較的回復力が期待できます。また、万一、治験バイト参加中にパートナーとの間に子供ができた場合、そのお子さんにお薬候補の影響が出ていないか確認しなければなりません。男性であればお薬候補の成分が残っている期間入院していれば、大半は問題ないかと思いますが、女性は月に1回の卵に影響してしまう可能性が高くなりますので退院後も慎重に確認しなければいけません。また女性の場合、月経前後で体調に変化も大きいので、評価しづらかったようです。実際に参加中に男性は精子を採取してもらう治験が行われるケースもあるようです。

今、なぜ女性・高齢者治験が増えているのか。

ではなぜ最近女性・高齢者治験バイトが増えているのかと言いますと、やはりお薬は女性や高齢者がメインユーザーというものも少なくありません。そこで女性や高齢者に第1相治験バイトから参加いただき、用量・用法の検討や副作用の確認だけでなく、あわよくば効果や使い勝手を調査することも増えているからです。女性の治験の場合、閉経後又は妊娠する可能性がない方という条件の治験がまだまだ多いですが、閉経していなくても月経周期を見ながら参加していただく治験も出てきているようです。男性の治験に比べるとまだまだ極端に少ないですが、定期的にこのサイトを閲覧いただければ、ちらほら出てくるかもしれません。期待してください。高齢者の方は、最近話題の老後の金銭的な不安をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。社会貢献と生活の潤い、更には健康管理の為、もっというと参加した際の同世代との交流も兼ねて治験を利用してみたらいかがでしょうか。女性疾患・高齢者疾患治験の増加。また第1相治験に限らず、第2・3相治験や健康食品試験は女性・高齢者も男性と区別なく行われることが多いですので、治験専門施設で実施されるものを定期的にチェックすることをおすすめします。テレビで話題の健康食品の調査が実施されているかもしれません。

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