自分にあった治験を探すことのむずかしさ

自分にあった治験を探すことのむずかしさ

治験をアルバイトとして考える健康成人を対象とした場合、自分に合った治験を見つけることは比較的に容易です。それはスケジュールであったり、謝礼金の金額であったりと自分にとってプライオリティーの高いものと治験の検索方法が一致しやすいからです。しかし一方、患者型治験においては中々自分にあった治験は見つけられない現状があります。なぜでしょう。

患者型治験のマッチングの難しさ

健常人治験は現状、インターネットでの公募が主体で行われており、比較的予定通り行われている。これは除外選択基準が健康というカテゴリーで一致しており相当数が該当しているからです。スクリーニング検査(ふるい分けの健康診断)で該当率が悪くても数十%の方は合格します。また万一該当者が少なく治験実施が危ぶまれる場合、健康というカテゴリーの範囲で研究に影響の少ないと思われる除外選択基準を緩和することが比較的容易にできます。
一方、患者型治験はその名のとおり、患者様が対象です。この場合、少し穿った見方ですが【除外選択基準】ありきで全国の医療機関に該当者の見込みを確認した上で治験を依頼します。したがって治験に興味があるとか、主治医から相談があれば参加してもよいという方が仮に存在したとしても、現状、その主治医がその治験を実施していなければ治験の恩恵を受けることはありません。健常人の場合は自ら主体的に治験を探すことになりますが、患者型治験の場合、そのようなケースはまだまだ稀な部類で、インターネットで募集していたとしても、インターネット募集の経験が少ない方が受け入れ側であると、うまくコントロールできず、インターネットによる公募の患者様をリリースしてしまうのです。ここに患者型治験の難しさがあります。患者型治験の受け入れ側のスタッフは医療機関医師や治験をサポートする会社(SMOといいます)のCRC(治験コーディネーター)になりますが、様々な背景でインターネットから申し込む患者様と通院患者様を対象としてきた主治医と患者という関係から治験に勧誘していた受け入れ側のギャップは如何ともしがたい場合が多いのです。このようなサイトを立ち上げた理由のひとつはここにあります。インターネットを通じて治験をスムーズに行う、患者様の利益を最大限尊重する、その上で治験による社会の利益にも注目できるようにしていきたいと考えます。もっともっといろいろな方がいろいろな形で治験に参画できるようにすることがこの患者型治験のマッチングの難しさを軽減する第一歩なのです。当サイトとしては場合によってはIC(情報提供と同意)をとる際、お手伝いをすることも辞さない考えです。

病気になったら、病気の疑いがあったら

病気になったら、病気の疑いがあったら、まず治療ですが、少しでも興味があればインターネットで治験も検索してください。中には国主体で臨床研究を行っている施設を紹介してくれるサイトもあります。ただしこちらは治験ではなく、臨床研究であるので画期的新薬の研究ではなく、現行の治療の優位性を調べるなどのものが多いかもしれません。治験の多くは製薬会社の重要機密事項の研究の為、中々正確な情報が一般の人の手に届きにくいものです。しかし治験を検索すると全国の様々な医療機関が治験管理室を設け、治験を実施しています。気になるものは連絡をとってみてください。
残念ながら現状はなかなか自分にあった治験が見つけられないかもしれません。このサイトで患者様と実施医療機関様がうまくマッチングできるようになればと思います。

関連記事

  1. どんな治験が実施されているか?とりあえず知りたい

  2. インフォームドコンセント

    混合診療と保険外併用療養費制度

  3. 治験はどうやって行われるの?

  4. 治験参加申込と辞めるときの心構え!

  5. 【お薬の開発】

  6. 治験・臨床試験・臨床研究の違い

  7. 知っていますか。トクホと機能性表示食品等の臨床試験。

  8. 注意が必要な治験は ?

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。