実は万一、治験バイト参加中に副作用が起こったらどうしよう。そう考える人も多くいると思います。にはいくつかの種類があります。(別ページにて紹介)
中でも健康な方を対象とした第1相治験では、所謂治療的な要素がなく、お薬候補を使っていても健康な方が対象ですので、病気を治療するという行為は存在しません。その為、第1相治験は原則(おそらくすべて)自由診療(保険証を使用しない)で行われます。
ではなぜ、保険証の提示を求める施設があるかというと、無保険者や生活保護者でないかの確認の為の意味合いが強いのではと思われます。
この治験バイトは自由意思で行うことが原則となっている為、無保険者や生活保護者の場合、金銭の発生する募集が自由意思を妨げ、参加に強い影響を及ぼしたのではないかと指摘を受ける可能性があり、それを避けるため、無保険者や生活保護者を参加させない傾向にあります。(ルール上は参加不可ではなく、慎重に行うことになっていますが、治験バイト実施施設側からすると避けたい事例になります。)
また患者さんを対象にした第2・3相治験の場合、研究を依頼している製薬会社の考えにもよりますが、保険診療にて行える部分は保険証を使っての治療を行いながら治験に参加してもらうケースがあり、保険証の提示が必須のケースが多いです。
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